NPOをはじめとする市民活動において、自分たちの活動を客観的にも分析しながら、自身の課題認識から目的の設定、それに向かうための企画立案や実行、改善まで。今回のセミナーではマーケティングの手法を理解することで、より有効的な市民活動のあり方について考えました。
2月25日（火）
「NPOのマーケティングの基礎」
講師：長浜洋二氏（NPOマーケティング研究所代表）
NPOの活動は、団体としての目的を達成するためのプロセスとしても、寄付や会員、ボランティアなどの支援を獲得することや、サービスを提供することで対価を得ることともに、その活動そのものを多くの人々に伝えていくことも大切です。
マーケティングの手法を通じて、参加者にも、団体としての目的をグループワーキングも実践しながら再認識してもらいました。
普段から理解しているつもりでも、改めて一つずつ自分たちの団体の活動を分析して、同時に他の団体の人の分析と比較してみることで気づかされることの多さに驚きです。
通常なら何日間もかけて行う内容を、2時間半で駆け抜ける濃い講座で、参加者も大変でしたが、それだけ贅沢な講座でもありました。
3月4日（火）
「NPOのソーシャルメディアの活用」
講師：山田泰久氏（日本財団経営支援グループ 情報コミュニケーションチームCANPANプロジェクト）
今回の講座では、NPOのためのマーケティングの基礎を学ぶと同時に、それを活かすためのソーシャルメディアについて認識を深めてもらいました。
現在では、当たり前のように日々の情報が更新され続けているソーシャルメディアの世界ですが、そんな多種多様といえる情報メディアそれぞれの利点を改めて分析して、自分たちの活動に即した活用術を身につけることの大切さを考えました。
また多くの人々とつながり、コミュニケーションに役立つソーシャルメディアだからこそ、NPOにとっての効果的な付き合い方と、氾濫する情報に対して、正しく向かい合うことの大切さについても考察した。
