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生命をつつむ未来繊維VOL.3 【食:Food~生命をつなぐ繊維】報告 | 世田谷文化生活情報センター 生活工房

スタッフブログ

  • [プログラム報告]

生命をつつむ未来繊維VOL.3
【食:Food~生命をつなぐ繊維】報告

10月1日(土)「生命をつつむ未来繊維」第3回が開催されました。

第3回は「食Food~生命をつなぐ繊維」は、私たちの生命に直結している「食」をキーワード。
日頃研究を進めている2つの企業からゲストスピーカーとしてお招きをしてお話しを伺いました。


本企画は衣服造形家・眞田岳彦氏が5つの領域「衣」「医療」「食」「移動」「住」から、その分野の専門家や企業内開発者など先端の現場に立つ方をゲストスピーカーとしてお招きして、先端繊維の「今」と「未来」を考察する連続セミナー(全5回)です。


 


一人目は峯岸進一氏(東レ株式会社 水処理・環境事業部メンブレン事業第2部 工学博士)。
東レは世界トップレベルの膜技術を有する総合水処理メーカー。
峯岸氏は分離膜研究に携わり、国内最大級の膜ろ過浄水場である世田谷区砧浄水場で採用されている中空糸膜の開発も行っています。
本講座では、海水や河川水から飲料水をつくる仕組み、世界で行われている膜ろ過についてお話いただきました。


生命をつつむ未来繊維VOL.3
【食:Food~生命をつなぐ繊維】報告
生命をつつむ未来繊維VOL.3
【食:Food~生命をつなぐ繊維】報告
色水をろ過する実験では参加者も思わず声をあげて驚きました。

二人目のゲストは、鶴谷良一氏(ユニチカ株式会社 メディカル事業部 薬事関係顧問)。

ユニチカは独自の高分子技術を基盤に、多分野での素材型メーカーとして事業展開しています。
今回、鶴谷氏は、蟹の甲羅などに含まれる食物繊維からつくられ、医療では人工血管、人工皮膚、手術用糸などにも使われているキチン・キトサンの利用法と可能性についてお話しいただきました。

両者(社)ともとても興味深い内容で、これからの生活とより密接な関係になっていくであろう研究発表でした。

 


生命をつつむ未来繊維VOL.3
【食:Food~生命をつなぐ繊維】報告
生命をつつむ未来繊維VOL.3
【食:Food~生命をつなぐ繊維】報告


眞田氏は、イネの衣服「プレファブコート・ライス」とともに提案。
日本人が農耕の起源から1万年後の現在まで、稲穂により得てきた「豊かな心」を感じとりながら、私たちが向き合うべき未来について考察をしました。


生命をつつむ未来繊維VOL.3
【食:Food~生命をつなぐ繊維】報告
生命をつつむ未来繊維VOL.3
【食:Food~生命をつなぐ繊維】報告


次回は年が明けて1月28日「移動」がテーマ。
私たちの生活の未来にむけて不可欠なモビリティ―。
そのデザインと素材から考察してみます。
ぜひ、ご参加ください。