3月5日より、「時間をめぐる、めぐる時間の展覧会」がはじまりました。

 

「時間」という視点から、日々身の回りで起こっていることや私たちが暮らしている環境や世界について、考える展示です。
毎日真昼(11時半ごろ)から、暗くなる(18時半ごろ)まで開催しています。


3階の生活工房ギャラリーと、4階のワークショップルームABをつかい展開される展示は、内容も多くとても見応えがあります。
じっくり時間をかけて、感じることをだれかと話しながら見ていただければなと思います。


この展示は生活工房担当者と、デザイングループ・セセンシトカによって、3年の時間をかけて構想されてきました。
日々断片的に感じていることの積み重ねのなかに時間という視点を置くことで、
様々なことが繋がっていったのだろうということが想像できるような展示となっています。

 

 

その象徴である「時の大河」は、人間だけではなくたくさんのいきものが季節の移り変わりを感じながら巡っていることを感じます。
その中に立つ自分自身と自然とのつながりを考えさせられます。

 

 

 

また、現在は1年を365日、1日を24時間と区切り便宜上決められた時間のなかにいますが、あまりに当たり前すぎて疑いもしません。
世界には、私たちとは違うとらえかたをする人たちもいるのだということを知る部屋も。

 

 

 

3階のギャラリーには、見えない時を可視化する、自然がつくりだした造形が展示されます。


ご紹介したのは展示の一部となっておりますので、ぜひ展覧会でじっくりとご覧ください。
当たり前のものとなっている時間が、私たちの生活にとってどれだけ大切な物差しでありながら、
測ることができないものでもあるということを、生活を振り返り考えていただければと思います。

http://setagaya-ldc.net/program/319/