三軒茶屋と下高井戸を結ぶ電車、東急世田谷線は、2019年に50周年を迎えます。それをお祝いし、地域と電車のあゆみを振り返りながら、沿線を旅するように巡る展覧会を開催します。
1969年(昭和44)5月11日、玉川電気鉄道(通称「玉電」)の支線であった下高井戸線は、世田谷線と名前を変え、再スタートを切りました。本展ではそれから50年の歴史を、世田谷線の鉄道部品など約80点や、緑色の旧型電車が走った2001年の最後の1日を記録した映像など、貴重な資料を交えてたどります。
また、世田谷線研究家の三瓶嶺良さんと、電線愛好家の石山蓮華さんが「電×車×線」の視点で世田谷線の旅をして、そこで見つけた沿線の魅力を写真やパネルでご紹介します。
時速40㎞、片道約18分のショートトリップ!世田谷に住む人も、はじめて訪れる人も、ぜひ50周年のお祝いに、世田谷線にのって、三軒茶屋へ遊びに来てください。
主催:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
協力:東京急行電鉄株式会社、大塚勝利(大勝庵 玉電と郷土の歴史館)、三瓶嶺良、そふと電鉄クラフト株式会社
後援:世田谷区、世田谷区教育員会
三瓶嶺良(さんぺいれいら)
1983年生まれ。世田谷区三軒茶屋で生まれ育ち、中学2年生の時に、世田谷線のウェブサイト「がんばれぼくらの世田谷線」(http://www.setagaya-line.com/)を開設。世田谷線研究家として「王様のブランチ」(TBS系)、「出没!アド街ック天国」(テレビ東京系)、「散歩の達人」(交通新聞社)などへの出演・紹介、玉電100周年記念イベントの原案作成など、現在も会社員の傍ら活動を続けている。井口悦男氏との共著に「鉄道古昔 よみがえる玉電 車両・停留所・街角の記憶」。
石山蓮華(いしやまれんげ)
1992年生まれ。電線愛好家。2006年映画「いちばんきれいな水」や2016年舞台「遠野物語~奇ッ怪其ノ参~」、2018年「五反田怪団」などに出演。2014年「東日本銀行」、2016年「TOSHIBA」などのCM、日本テレビ「ZIP!」、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」などでも活躍。ライターとしてホンシェルジュ「電線読書」ほか連載中。2019年3月にオリジナルDVD「電線礼讃」をリリース。趣味は電線の写真を撮ること、短歌を詠むこと。https://ameblo.jp/rengecho/