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「目と耳と舌で味わうタジキスタンのくらし」 | 世田谷文化生活情報センター 生活工房

スタッフブログ

  • [プログラム報告]

「目と耳と舌で味わうタジキスタンのくらし」

生活工房では毎年、一つの国や地域を取り上げ、
異文化理解や国際協力について学ぶプログラム開催しています。

今年は中央アジアの国、タジキスタン共和国。
家庭料理を作って、その国の生活文化を学び、タジキスタンで
国際協力活動に携わっていた方から、貴重な体験談をお聞きしました。

はじめにタジキスタン出身の留学生ラフノモフ・スフロブショさんから、国の歴史、地理、生活についてレクチャーをして頂きました。
スフロブショさんは世田谷にある東京都市大学の大学院に在籍し、地震と建築について研究をしています。



次に、スフロブショさん、ビクトリアさんを講師に、タジキスタンの家庭料理『オシュ』(牛肉とにんじんのご飯)を作りました。

にんじんをたっぷり使います。



鍋は底の丸いタジキスタンの鍋を使いました。
多めの油で、薄切りにした玉ねぎ、牛肉、にんじんをじっくり揚げて行きます。
その後、熱湯で給水させた米を入れます。



驚いたのが、米を山形に盛り、にんにくを皮ごと埋めて蒸すこと!
味付けは、塩とクミン、日本では珍しいバルバリースという香辛料を使います。
タジキスタンの塩は岩塩で味が濃いため、海の塩で作る場合は、量を多めにするそうです。


オシュを煮ている間にもう一品。トマト、玉ねぎ、きゅうりのサラダ『シャカロ』を作りました。
塩だけでシンプルに味付けします。
タジキスタンは野菜や果物が豊富で、とても美味しいそうです。



オシュの完成!


ビクトリアさんがもう二品、揚げ菓子の『ホヴォロスト』(上の写真)、ヨーグルトに似た『ドゥ』を作って下さいました。

講師や大使館のゲストを囲んで、タジキスタンのお話を聞きながら、楽しく食べました。



タジキスタンでは右手を使い、オシュとシャカロをまぜて食べるそうです。


後半は、タジキスタンで国際協力活動に携わっていた佐藤さん、福田さん、片桐さんに、お仕事のこと、体験談、

日本人の目から見たタジキスタンについてお話頂きました。


内戦や政治、経済の問題など、困難な状況下にも、人々の生活はあります。
そして金銭や物的な援助だけではない、支援の可能性があります。


現地で感じた、タジキスタンの人々の家族を大切にする心、もてなしの気持ち、精神性の豊さも教えて頂きました。


 



タジキスタン共和国大使館のご協力で、会場には伝統衣装や布、楽器なども展示しました。
世田谷で国際交流の活動をされているSUNUSの皆様にもご協力頂きました。



外国に照らして見ることで、改めて日本の暮らしも、見えてくるのではないでしょうか。
まさに、目と耳と舌で味わう、タジキスタンの魅力を満喫するワークショップになりました。


「目と耳と舌で味わうタジキスタンのくらし」
「目と耳と舌で味わうタジキスタンのくらし」

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