水から地球を考える
豊富な水をたたえ、“水の惑星”といわれる地球。
では、地球上には私たちが使える水の量はどれほどあるかご存じですか?
海洋面積が71%を占める地球に存在する水は、約97.5%が海水等で残りの約2.5%が淡水です。
淡水の大部分は南・北極地域などの氷や氷河として存在するほか、地中深くにあるために利用できず、
人間や動物が使えるのは地球上の水の量の0.01%と考えられています。
蛇口をひねれば、いつでも水が使える私たちには、こうした数字が現実味を帯びることは少ないかもしれませんが、
“水の惑星”といっても、使える水の量はほんのわずかです。
そして、70億に達した地球の人口の10%以上が安全な水を飲めない状況で暮らしているとされ、
不衛生な水しか得られないために毎日数千人の子どもたちが亡くなっているという統計も出ています。
人口の増加や温暖化で揺れる地球。
その影響は人間の暮らしに不可欠な水資源にも及びます。
本展では、地球をめぐる水と環境をインフォメーション・グラフィックスで紹介し、
移り変わる地球の姿を考えます。
※「インフォメーション・グラフィックス」とは
数字や文字などの情報データを、分かりやすく整理、視覚化するグラフィックデザイン。
デザイン:グルーヴィジョンズ
企画・制作協力:Think the Earth