人間は、古くから「集う」ことで生きるために智慧を育み、幸福を得てきました。

集うことにより、秩序を維持し、協労し、祭事を行い祈りを捧げ、

また災害時などの非常時には、「集う」ことで安心感を得てきました。

世界中どの時代、どの地域でも、人は様々な形で集い、智慧と生命を繋いできたといえます。

本企画展では、新たに年を迎える節目であり、

収穫に感謝する大切な行事のひとつである「正月」と、日本人の生活と心を支えてきた「米」を通じて、

もう一度「集う」ということの意味やそこから生み出される

本当の豊かな暮らしを皆様と考えてまいります。

 

 

●今回制作した「プレファブコート“ライス”せたがや」は、

展覧会にご協力いただいた学校、施設をはじめ、世田谷区内公共施設などで災害備蓄用に提供、保管、活用されます。

◎生活工房と眞田岳彦氏との《これまでのプロジェクト》については↓

http://www.setagaya-ldc.net/pickup/

 

【関連企画】

トークイベント「衣食住から考える、集うことの幸福」

12月20日(金) 18:30~20:30 生活工房4F

 

日本人にとって特別である「正月行事と稲穂」を主題に、

日本人が集うことで育んできた智慧やコミュニティーの大切さをデザインの視野を交えて考えます。

 

トークゲスト:岡副真吾(「金田中」若主人)/杉山享司(日本民芸館 学芸部長)/眞田岳彦(衣服造形家)

定員:60名 参加費無料

 

【申込方法】

電話 03-5432-1543

メール info@setagaya-ldc.net

(件名を「衣食住から考える 参加申込」として、氏名、年齢、住所、電話番号を明記下さい)

 

左)岡副真吾(「金田中」若主人)  右)杉山享司(日本民芸館 学芸部長)

 

ワークショップ「お正月の祝い飾りづくり」

12月26日(木)15:00~17:00 会場:生活工房4F

 

稲はお米以外にもいたるところで生活を支えてきました。

新年を迎えるための正月飾りを、ワラを使い自分自身の手でつくります。

本ワークショップでは、自らの手で稲藁をなうことを体験しながら、

今年を振り返っての感謝やこれからの展望など、それぞれが思いを形に込めて注連飾りを制作して、

新たな意識のもとで新年を迎えるための準備とします。

 

≪作品制作例≫画像は台所への感謝をイメージして制作した作品です。それぞれテーマを考えていただき制作します。

●当日のスケジュール(予定)については、スタッフブログで紹介しています。そちらもご参照ください。

 

講師:永井俊平(衣服作家/眞田塾)、関美来(染色作家/眞田塾)

定員:30名 参加費:1,000円

 

【申込方法】

電話 03-5432-1543

メール info@setagaya-ldc.net

(件名を「お正月の祝い飾りづくり 参加申込」として、氏名、年齢、住所、電話番号を明記下さい)

 

 

【同時開催】

祝い集うデザイン展

衣服、彫刻、染色、パッケージなど、様々な領域の若手クリエーターが、

藁や藁紙など主な素材に正月飾りを制作。若い世代が考え作る感謝の心のカタチをご覧いただきます。

12月20日(金)~2014年1月19日(日)

9:00~20:00 ※但し12.29~1.3は年末年始休み

会場:生活工房ギャラリー  入場無料