「繊維」は様々なカタチとなって、実は日常生活の中で私たちの生命をあらゆる角度から支えています。開発現場に立つ講師からのお話しを伺い、実際の素材にも触れていただきながら、先端繊維と生活の関わりを考察していきます。そして、眞田岳彦氏が先端繊維から「未来へのデザイン《住》作品」を提案します。

 

衣服造形家の眞田岳彦氏が5領域の先端繊維の専門家をゲストに迎える本セミナー。第5回目は「住 Architecture」がテーマ。【人と空間を包む繊維】として、ドーム球場などに見られる膜構造建築や資材として用いられる繊維の数々をご紹介します。

 

≪第5回ゲストスピーカー≫
大野定俊(株式会社竹中工務店、Ph.D)
大学で4年、竹中工務店で約30年間、建設材料の研究開発に従事。幅広い研究分野に係わってきているが、繊維補強材料の研究が最も関わりが深く、1991年に英国で同分野の研究でPh.D(博士号)を習得。今回は、建築分野で活用される繊維について伝統的なものから先端的な利用まで幅広くレクチャー。

 

斉藤嘉仁(太陽工業株式会社)

大学の恩師の研究テーマであった膜構造に魅了され、太陽工業に入社し国内外の大型・特殊プロジェクトを担当して25年。1991年~93年まで、技術提携していたアメリカの最先端エンジニアリングを学ぶ。今回は世界各地の膜構造建築とその可能性を紹介。

 

NEWS解説
吉川新吾(繊研新聞社)
繊維ファッション業界の日刊専門誌・繊研新聞社にて学校・教育、若手クリエーターの育成の領域を担当。本セミナーでは、「住」をキーワードに、日本、世界の繊維、アパレルの視点からお話しいただきます。