世田谷区内には、地域社会のつながりや専門性を活かして
社会課題の解決に取り組むNPO法人が500を越えているほか、
非常に多くの市民活動団体が活動しています。
その活動は地域のコミュニティの充実を図り、地域の中で住民同士の絆を深め、
生活者が抱える課題に向き合う重要な役割を担っています。
では、市民活動として成果を生みだしながら、
安定的・自立的に組織を運営していくために大切なこととは何でしょうか?
活動・運営資金の調達? 事業計画・活動目的(ミッション)の立て方? 新しい人材の育成?
それぞれの団体が様々な運営上の課題を抱えています。
本講座では、多くのNPO・市民活動団体が共通して抱える運営上の課題解決をテーマに、
活動をより発展させ、多くの人々からの支援を獲得するのに不可欠な
組織づくりのステップについて実践的に学びます。
組織としての課題、やるべきことを明確にすると、
活動目的の実現に向け、着実に歩みを進めることができます。
講座を通じて、新たな視点や気づきとともに、
より良い組織づくりのために一歩先を見据えた「ヒント/コツ」を見つけてみませんか。
第3回 ロジックモデル(課題解決の設計図)を立ててみよう!!
日時:2017年3月7日(火)19:00~21:30
みなさんの団体では、活動の目標(ゴール)を設定していますか?
どのような成果をどのぐらい生み出すと社会課題は解決するか、定義しているでしょうか?
イベントの開催数・来場者数・サービスの利用者数などの単純な指標で止まっていませんか?
ロジックモデルは「成果を生み出す組織」になるために基本となる考え方です。
本講座では、事業の結果(アウトプット)だけではなく、
成果(アウトカム)や波及効果(インパクト)など、社会課題の解決に向けた設計図を立てていきます。
第4回 広報戦略(マーケティング)を考えてみよう!!
日時:2017年3月21日(火)19:00~21:30
限られた人手と資金でより効果的な広報をめざしてみましょう。
そのためには目指すべき目標(ゴール)を決めたうえで広報戦略を考えることが大切です。
サービス提供者やボランティア、会員など、活動の対象(ターゲット)は明確でしょうか?
自団体が提供できる価値(独自性や優位性)は明確でしょうか?
ターゲットにその価値を伝えるための広報手段は最適でしょうか?
本講座では、事業の成果を意識しながら、自団体の広報戦略を考えていきます。
講師:長浜洋二(ながはま・ようじ)
株式会社PubliCo代表取締役CEO
一般財団かわさき市民しきん評議員
公益財団法人シャンティ国際ボランティア会戦略アドバイザー
NPO法人CRファクトリー コミュニティ・マネジメント・ラボフェロー
1969年山口県生まれ。米国ピッツバーグ大学公共政策大学院(公共経営学修士号)卒。
NTT、マツダ、富士通でマーケティング業務に携わる一方、
米国の非営利シンクタンクにて個人情報保護に関する法制度の調査・研究、
ファンドレイジング、ロビイングなどの経験を持つ。著書に『NPOのためのマーケティング講座』
対象:主に世田谷区内で活動するNPO法人、市民活動団体のスタッフ
特にある程度活動してきた中堅団体のスタッフ・役員におすすめです。
定員:各回30名(先着順)
参加費:各回1,000円
同じ団体から複数参加の場合、2人目から500円
申込方法:電話(03-5432-1543)、または下の申込フォームから参加回を明記の上お申し込みください。
複数名でご参加の方は、氏名欄には連絡担当者の氏名とE-mailアドレス、
その他の欄に参加者全員の氏名、所属する団体名をご記入ください。
お問合せ:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
東京都世田谷区太子堂4‐1‐1キャロットタワー5F
TEL.03-5432-1543/FAX.03-5432-1559