この展覧会では、監修者の春日明夫氏(芸術学博士、東京造形大学名誉教授)の6,000点を超えるコレクションから厳選された、1920年代~80年代のアメリカの玩具約110点と同時代の日本の玩具約40点をご覧いただけます。
アメリカの玩具メーカー、フィッシャー・プライス トイズ(現・フィッシャープライス®️)の製品を中心に、電話やラジオといった生活道具をモチーフにした玩具など、カラフルでポップな玩具がたくさん展示されています。
設営中には、ずらっと並んだ珍しい玩具を、会場の外から興味津々に見つめる小さなお子さんの姿も見られ、大人だけでなく子どもも楽しめる展覧会となっています。
展示している玩具を動かした様子も、会場のテレビモニターでご覧いただけます。意外な音や動き、仕掛けがある玩具もあるので、ぜひご注目ください。
展示の後半では同時代の日本の玩具も一部展示しており、特に戦時中の玩具には軍国主義が色濃く反映され、当時の社会的背景や教育思想などが伝わってきます。日米、それぞれの玩具を見比べることで、暮らしや文化の違いを感じとれる内容になっています。
展覧会は、12月19日(日)まで開催しています。ご無理のない範囲で、ぜひお越しください。