“インテリアトイの先駆け”

Tick-Tock Teaching Clock 1967年


1967年に販売された時計型オルゴール玩具です。この時計型オルゴールは、最初の1962~63年は濃い茶色、1964~67年までは薄い茶色、それ以降1983年までは赤色と、デザインを少しずつ変えながら製造され、大ロングヒットを記録し1963年にはポスターにもなっています。


背中のツマミを回すとオルゴールの「大きな古時計」の曲が流れ、同時にチクタクという音とともに時計の針と小窓の中のイラストが回転しながら変わります。子どもにとって素敵なオルゴールの曲を聴きながら時間の学びもでき、またインテリアとして飾ってもおける、大変よく考えられた、インテリアトイの先駆け的な玩具とも言えるでしょう。


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春日明夫コレクション
アメリカン・トイズ since 1920s 暮らしと時代を映す玩具展
https://www.setagaya-ldc.net/program/520/
*会場では1920年代から80年代の玩具約150点をご紹介しています。