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春日明夫コレクション
アメリカン・トイズ since 1920s
暮らしと時代を映す玩具展

社会の写し鏡としての玩具の世界

会期:
2021年09月07日(火)~2021年12月19日(日)
時間:
9:00~21:00 祝日を除く月曜休み ※9月30日まで開催時間を9:00~20:00に変更します。
会場:
生活工房ギャラリー(3F)

 本展は2018年に開催した「人はあそぶ―メキシコ民芸玩具展」につづき、子どもの玩具をとおして外国の暮らしや文化を伝える展覧会の第二弾です。
 本展監修者の春日明夫氏(芸術学博士、東京造形大学名誉教授)は、日本におけるキッズデザイン研究の先駆者であり、長年、中学校や美術大学、幼保教育の大学などの現場で造形教育に取り組んできました。春日氏は教材として、木製玩具を中心に世界中の玩具を収集し、その関係資料のコレクションは6,000点を超えます。本展ではその中から、フィッシャー・プライス トイズ(現・フィッシャープライス®️)の製品を中心に、1920年代から80年代にかけてのアメリカの玩具約150点をご紹介します。
 今回展示される玩具のモチーフには、カラフルなレジスターや掃除機、ラジオやテレビなど、その時々の最新家電や生活道具が多く用いられています。子どもたちは大人の生活を模倣してあそびを生み出してきたゆえ、そこには世の中の流行や人々の暮らしが色濃く映し出されていることが見てとれます。
 さらに展示の後半では同時代の日本の玩具も一部展示し、異なる社会や文化のもとに生まれた玩具の歴史もあわせて振り返ります。暮らしと時代を映した玩具の数々をどうぞお楽しみください。

 

【プレス関係のみなさまへ】

下記より展覧会のプレスリリースがダウンロードできます。

>PDFファイル(672KB)

 

【ご来場にあたってのお願い】
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から必要な対策を実施しております。感染症対策のため、混雑時は入場を制限させていただく場合がございます。ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

 

This exhibition, following on from the “Playful Mexican Folk Toys ” exhibition held in 2018, is the second in a series of exhibitions featuring children’s toys that inform about lifestyles and cultures of countries around the world.
The supervisor of this exhibition, Dr. Akio Kasuga (Doctor of Fine Arts, Professor Emeritus at Tokyo Zokei University), is a pioneer in the study of kids design in Japan. Dr. Kasuga has long been involved in formative education at junior high schools, art colleges, and universities for preschool teachers. He has collected mainly wooden toys from all over the world, and he uses them to teach students about toy making with readily available materials. This exhibition displays approximately 150 of the more than 6,000 items in his collection, focusing on products made by the American toy manufacturer Fisher-Price Toys (now Fisher-Price®️).
Many of the toys shown are modelled on the latest household appliances and tools of their times, including a colorful cash register, vacuum cleaner, radio and television. Children have developed ways to play by imitating the lifestyle of adults. In this regard, toys highly reflect the trends of society and the lives of the people. This exhibition exhibits American toys as well as some Japanese toys from the same period and looks back at the history of toys that were made in different societies and cultures.

 
Chatter Telephone 1962年

 
F.P Cash Register 1961年

 
セルロイドの兵隊(占領下日本製) 1947~52年

関連イベント

10月3日(日)
レクチャー
アメリカ玩具とキッズデザインの100年

春日氏は長らく造形教育に携わる中で、研究資料として世界中の玩具を収集してきました。
今回はその中から、アメリカの玩具のデザインや造形性の変遷、その社会的背景などを中心にお話をうかがいます。

 

【日時】10月3日(日)14:00~15:30
【会場】生活工房(キャロットタワー5階 セミナールームAB)
【講師】春日明夫
【参加費】500円
【定員】50名(申込先着)
【申込】定員に達したため、申込を締め切りました

 

春日明夫
1953年東京生まれ。東京造形大学名誉教授。教育学修士、芸術学博士。専門分野は、チャイルドカルチャーデザイン、キッズサイズデザインなど子どもをめぐるデザインや造形活動について。主な研究内容は、造形教育学的視点から玩具デザイン、玩具文化、造形教育の活動。その研究の一環から世界の玩具や遊具や関係資料を収集している。


11月7日(日)
ワークショップ
たのしくダンスするハンペルマン人形をつくろう

フィッシャー・プライス トイズのプルトイにちなみ、ひもを引くと手足が動くハンぺルマン人形をつくります。
保護者とご参加ください。

 

【日時】11月7日(日)①13:00~14:30 ②15:30~17:00
【会場】生活工房(キャロットタワー5階 セミナールームAB)
【講師】春日明夫
【参加費】500円
【対象】5歳以上~小学3年生の児童とその保護者、2人1組
【定員】各回20組(抽選)
【申込】申込を締め切りました
【締切】10月24日(必着)

6歳女児の作品


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