生活工房では、2011年から中学2年生女子限定のワークショップ「14歳のワンピース」を開催しています。今を生きる14歳はどんなことを感じて、考えて、暮らしているのだろう、そしてその気持ちをテキスタイルデザインにしたらどんなものが生まれるだろう、そんな問いからワークショップは始まりました。

 

講師をつとめるのはファッションブランド spoken words project のデザイナー飛田正浩さん。ワークショップは夏休み期間中の4日間にわたり開催しました。はじめの3日間で、自分の気持ちを模様に表してデザインし、自分の手で生地にプリントします。そして約1か月後に仕立てあがったワンピースを着て撮影会を行い、14歳の「私」をテキスタイルと写真に記録します。本展では、昨年夏に開催したワークショップの制作工程のレポートと、撮影会の写真、そしてワンピースの実物も展示し、14歳のまぶしい夏の思い出をお届けします。

 

さらに20歳を迎えた第1回参加者と飛田さんの特別対談をご紹介し、7年目を迎えた企画を「トリビュート!14歳のワンピース」と題して振り返ります。

 

協力:spoken words project、株式会社ゆかい、福田千楠

後援:世田谷区、世田谷区教育委員会