昭和30−50年代にかけて、世田谷の人々の暮らしを記録した8ミリフィルム。
しかし、その殆どは家の押し入れで眠ったままになっています。
穴アーカイブは、そんな映像メディアに着目して、
2015年から8ミリフィルムのアーカイブに取り組んでいます。
本展では、これまでにデジタル化した約80点、計12時間以上の映像をすべてご紹介するとともに、
記録を残すこと/残せないことをとおして、私たちの暮らしとアーカイブについて考えます。
「下北沢・商店街」(昭和44年/モノクロ/1分) 「東京オリンピック」(1964[昭和39]年/カラー/4分30秒)
穴アーカイブ:an-archive
記録を残すという営みを、記録が残らないこと、
すなわち、記録の不在(穴)から捉え直す反(an)アーカイブ的アーカイブの試み。
昭和30〜50年代にかけて一般に市販された8ミリフィルムという映像メディアに着目し、
“市井の人々の記録”の価値を探求中。2015年から始動。