市井の人々が記録した、昭和の世田谷。生活工房では、昭和30~50年代にかけて広く普及した「8ミリフィルム」を収集・公開・保存・活用するプロジェクト「穴アーカイブ」を2015年から展開しています。デジタル化した映像84巻は、ウェブサイト「世田谷クロニクル」でご覧いただけます。
ここに収録されている映像は、誰かが撮影した昭和のホームムービーです。無音のフィルムには、言葉で説明することが難しい、あいまいなシーンも数多く収められています。何を写そうとしたのかが分からないもの、写りこんでしまったもの、写っていないもの。撮影や編集の意図からはみでた、言葉にしがたい「エトセトラ」の数々が記録されています。
本プログラムでは、目の見える人、見えない人、障害の有無にかかわらず多様な背景を持つ人と集まって、8ミリフィルムの映像をオンラインでみていきます。見えるもの、見えないもの、様々な視点や参加者のみなさんが持ち寄った言葉を交わしながら、「エトセトラ」の時間を楽しみます。
日時|2022年2月23日(水・祝) 14:00-16:30
会場|オンライン(Zoomミーティング)
定員|7名(申込抽選)
参加費|無料
申込締切|2022年2月9日(水)
申込方法|ページ下の申込フォームまたはメール(info@setagaya-ldc.net)にてお申込みください。
メールの場合は、件名「エトセトラの時間 申込」として、以下の項目をご連絡ください。
1. 氏名
2. 電話番号
3. 障害の有無と種別
4. 参加動機
5. 手話通訳を情報保障として利用するか否か
6. ほか気になること、配慮してほしいことなどがあればご記入ください
鑑賞する映像
『父の1日 伊知郎さつ影』昭和34年6月/自宅(松原)/5分36秒/無音
https://ana-chro.setagaya-ldc.net/projection-room/?film=18
『テルヒコ』昭和42年頃/自宅(経堂)/4分6秒/無音
https://ana-chro.setagaya-ldc.net/projection-room/?film=62
視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ
全国の美術館や学校などで目の見える人、見えない人が言葉を介して「みること」を考え会話する鑑賞プログラムを企画運営している。2020年以降はオンラインで美術館や鑑賞者をつなぐ鑑賞プログラムを実施している。最近の主な活動は2017年から継続している東京都写真美術館での鑑賞プログラムなど。
東京都写真美術館でのワークショップの様子 photo: 中島佑輔
穴アーカイブ:an-archive
昭和30〜50年代にかけて一般家庭に普及した映像メディア、8ミリフィルム。「穴アーカイブ」は、そうした市井の人々による記録に光をあて、想起すること、想像することの価値を再発見するプロジェクト。全84巻の映像をウェブサイト「世田谷クロニクル」で公開している。
世田谷クロニクル1936-83|https://ana-chro.setagaya-ldc.net/
穴アーカイブで実施している「せたがやアカカブの会」の様子
注意事項
※申込締切後、応募者多数の場合は抽選を行い、当落のご連絡をいたします。
※info@setagaya-ldc.netからのメールを受信できるように設定お願いいたします。
※パソコンの使用を推奨しますが、スマートフォンやタブレットからでも参加可能です。
※Zoomは、インターネット接続環境があれば、パソコン等から簡単に参加いただける、テレビ電話システムです。
※接続に係る通信料は参加者各自の負担とします。
※本企画では、開催の記録や今後の広報を目的に写真撮影を行います。
いずれも生活工房または第三者機関が発行する広報物やウェブサイトに使用・公開させて頂く場合がございます。
ご了承の上、ご参加いただきますようお願い申し上げます。