本日、「日本のポータブル・レコード・プレイヤー展」がオープンしました。
http://www.setagaya-ldc.net/program/334/
プレイヤー出品者で企画制作を手がけた田口史人さん(円盤/リクロ舎)の発案により、
会場はなんと、猿山のよう!!
むかし自分の家にあったような気がするプレイヤー、記憶の片隅に今も残っているプレイヤー
それを会場の山の中から探し当てていただきたい、そんな思いもあって
猿山の手すり兼柵兼キャプション台には、双眼鏡も用意されています。
並んでいるのは、1950年代から現在に至るまでの国産ポータブル・レコード・プレイヤー、実に108台。
パンダのかたち、車のかたちなど形状もさまざまですが、キーボードやマイクが付いていたりと、その機能もさまざま。
学習教材や販促用など、それ用のレコードしか聞けないプレイヤーもあります。
田口さんいわく、
「変わったのがたくさんあるから、ニッチなものかと思われがちだけれど、当時はこれが一般的なものだった。
音楽が好きな人は、もっと本格的なプレイヤーを買っていたけれど、オマケでついてきたり街なかでもらったりと、レコードを入手する機会がけっこうあって、それらを聞くために家庭には普通にこういったプレイヤーが存在していた」のだそう。
このバリエーションの数だけ、レコードの聴き方があったのだな、と思わされます。
会場では残念ながらレコードをかけていただくことはできませんが、
レコードをかけている映像(プレイヤー12種類分、26分)は常時上映しています。
当時が懐かしい人も、初めて目にする若い世代も、ぜひご来場ください。