東京の西側にある世田谷区は、東京の郊外として発達してきました。
多くの人々が集まって住むところには、独自の生活文化が発達していきます。
都市化のなかで、独自に発達した世田谷の生活文化の一つに「まちづくり」があります。
この言葉が広く世の中の人々に知れ渡るようになったのは1970年代のことです。
世田谷区では、1980年代以降、区民の様々なまちづくりの活動を支援するしくみが生まれました。
まちづくりは、世田谷の中でどのように発達し、何を残してきたのでしょうか。
そしてそれは世田谷の人々の生活をどう豊かなものにしてきたのでしょうか。
本展では、住民参加のまちづくりが進められる中で、1990年代に始まった「公益信託世田谷まちづくりファンド」の歩みを中心におき、世田谷におけるまちづくりの広がりを見渡すものとして企画しました。
「まちづくりの空間」「地形と都市計画」「グラフィックデザインとアーバンデザイン」「ワークショップと道具箱」「市民のデザイン」の5つパートにより、模型、当時の資料や映像、グッズなども含めて展示します。
また、会期中にはさまざまな関連プログラムも予定しています。
詳細はホームページで随時更新していきます。