生活工房×ひと
本間一恵バスケタリー作家
生活という単語を別の言葉に置き換えると?
生まれてから死ぬまでの毎日。どの一日も一人では完結していない。
どうしても暇なとき、何をしますか?
私の場合、暇であることがベーシックな状態だったので、今までやって来たことすべてがそれにあたる気がします。暇だからちょっと忙しいのよ、という感じ。 「どうしても」暇ということになると、何もしない、したいことが何もない、というネガティブなことになってしまいそうなのですが、無意味なことをすると考えれば、猫を膝に載せて目を見つめあって、ネコ語での会話を試みては挫折する、というのが当てはまるかもしれない。
世田谷区内でよく行く場所を教えてください
この頃はちょっとご無沙汰ですが、生活工房のお隣のパブリックシアターです。 あとは、世田谷美術館とか、尾山台の小さなギャラリー「アルテファクト」など。最近では、美術館分館の清川記念ギャラリーに初めて行ってみました。
ほんま・かずえ/KAZUE HONMA
1980年代はじめ、関島寿子の指導のもとに、新しい造形方法としてのかご(バスケタリー)に出会う。以後、伝統的なかごの作り方を学びつつ、現代バスケタリーの作品を制作し、個展、グループ展で発表。1989~バスケタリーニュース編集人。京都芸術大学藝術学舎でバスケタリーを講習。2005青谷上寺地遺跡、2011東名遺跡、2012三内丸山遺跡出土のかごを復元制作。著書『クラフトテープで作る』(日本ヴォーグ社)。
更新日:2024/02/11