水曜教室 午前・午後講座 シリーズ〈名作を読む〉
11月7日(水)・14日(水)・21日(水)・28日(水) 各回午前 10:30~12:30 各回午後 13:30~15:30
講師:岩井正(NHK日本語センター)
朗読作品:田中澄江著「花の百名山」
高尾山のフクジュソウは著者を山に誘い、しかし若くして死んだ父の想い出につながっていた。
北アルプス西穂高岳では可憐な白い花をつけたセンジュガンピが、一緒に登った病弱な息子を励ますように、枯れ残り凍りながらも鮮やかな色で迎えてくれた。
91歳で亡くなる前年まで山を歩き続けた作者の、読売文学賞受賞の名随筆を読みます。
木曜教室 午後講座 シリーズ〈はじめての朗読〉
11月8日(木)・15日(木)・22日(木)・29日(木) 各回午後 13:30~15:30
講師:秋山隆(NHK日本語センター)
朗読作品:太宰治著「津軽」
津軽風土記の材料集めの津軽半島一周の旅はいつか育ての親「たけ」を訪ねる旅になる。つがるの地名の由来、ふるさとの山岩木山の眺め、林檎作りの話、縁につながる懐かしい人との交流などが語られる。
クライマックスは「たけ」との30年振りの再会。「たけ」は村の小学校の運動会場にいた。「修治だ」私は笑って帽子をとった。「あらあ」それだけだった。「修治」、「たけ」の思いを受け止めて朗読してゆきましょう。
金曜教室 午後講座 シリーズ〈はじめての朗読〉
11月2日(金)・9日(金)・16日(金)・30日(金) 各回午後 13:30~15:30
講師:金野正人(NHK日本語センター)
朗読作品:恩田陸著「蜜蜂と遠雷」
オーディションに現れた少年は、伝説的な音楽家の推薦状で、「劇薬で、音楽人を試すギフトか災厄だ」と書かれていた。その少年は、破壊的な演奏で衝撃と反発を審査員に与える。父親が養蜂業で採蜜の移動の旅をしつつ暮らす少年。
直木賞、本屋大賞のダブル受賞の作品を審査員が受けた思いや聞き手に情景が浮かぶように語りかけてみましょう。
受講料:各講座とも料金4回分
一般20,500円、アーツカード会員*18,500円
定員:各クラス申し込み先着15名
会場:生活工房セミナールームA(11月29日のみ、開催場所をセミナールームBに変更いたします。)
*アーツカード会員…世田谷在住の15歳以上の方は、「せたがやアーツカード」の入会(無料)で受講料が割引になります。
詳細はせたがや文化財団ホームページhttp://www.setagaya-bunka.jp/artscard/をご覧ください。
申し込み、問い合わせは、(一財)NHK放送研修センター
TEL. 03-3415-7121(受付時間 9:00~18:00)/FAX. 03-3415-2660
および、NHK放送研修センターのウェブサイトをご覧ください。
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