ECフィルムのなかの1本に、枝を砂地につき刺し、結び、組み、また結び、たったひとりで家をつくってしまう遊牧民の映像があります。家っていったい何?そんな問いがむくむくと湧き上がります。靴ひもや贈りもののリボンなど、日常でも「結ぶ」機会はいろいろありますが、かつては、もっともっと多くの「結ぶ」場面や技があったはず。原点にもどってその可能性を探ってみましょう。
高知県でコウゾの木を育てている「上東を愛する会」の皆さんから、和紙の素材となる樹皮を剥いだ後に残る、白く美しい茎「かじがら」を譲ってもらいました。彼らと一緒に活動している西村優子さんに、コウゾの山のこと、和紙づくりのことを伺いながら、すべすべときれいな「かじがら」を使い、EC映像の中の人たちにならって「結び」ながら、家らしき構造物をつくってみましょう。
みる映像
『ドーム型家屋の建築』西アフリカ オートボルタ/リマイベ族/1962年/9分/E0588
『テントの組み立てと撤収』東サハラ チベスチ山地/トゥブ族/1963年/21分/E1210
ほか
日時:2023年9月18日(月祝)10:30~16:30
会場:ワークショップルームAB(キャロットタワー4階)
ゲスト:西村優子(紙の造形作家)
対象:小学3年生以上~大人(小学校3年生は保護者と参加)
参加費:1,000円(保護者は無料)
定員:20名(抽選)
申込方法:下記のフォームより 申込みは締め切りました。
申込締切:8月31日(木)
ゲストプロフィール:
西村優子
紙の造形を制作しながら、紙のコトが気になってます。高知県いの町(いのちょう)・吾北(ごほく)地区で土佐和紙文化や楮栽培、山間部のくらしをまもるために、地元の人や紙漉き職人さんと活動しています。高知から遠く離れた東京でも動き出した「かじがらプロジェクト」の仲間と一緒にゆるゆると考え続けていこうとしています。