「JAPONDER(ジャポンダー)」とは、フランス語のJapon「日本」と英語のponder「熟考する、沈思する」との合成語で、2005年の第1回JAPONDERに参加した留学生により名付けられました。

 留学生たちは日本で何を学んでいるか、何を感じ、何を考えているか、知っていますか?彼らは窓となって、私たちに世界の今を伝え、時には鏡となって、日本人が気づかない日本を教えてくれます。今年は南米のペルー共和国の留学生を案内役に、ペルーの「フュージョン(融合)」という食文化の潮流を、映画と料理教室から体験します。

 

◆◆Program1 11月22日(土) 上映会◆◆

 

 ドキュメンタリー『ペルー・サベ』ドラマ『ロクソロ』

ペルーは、トマト、ジャガイモ、カボチャ、トウモロコシなど世界の常食の20%の原産国であり、その食文化は世界の注目を集めています。食の源流と、ペルーに生きる若者たちの“今”を感じる2作品の上映会(同時上映)を行い、留学生らによるミニトークや、ペルーのお茶やお菓子をいただきながらの交流会も行います。

 

日時:11月22日(土)

①   10:30~12:30  2作品上映後にゲストによるミニトーク

②   14:00~16:30  2作品上映後に交流会

(20分前から受付開始、各回入替制) 

会場:ワークショップA(4F)

定員:各50名(当日先着)、直接会場へお越しください。

参加費:500円 

 

≪上映作品≫

『ペルー・サベ』  

監督:ヘスス・マリア・サントス/2012年/ペルー/70分

フェラン・アドリアは、かつて世界一予約が取れないレストランと呼ばれたスペイン北部の高級レストラン「エル・ブリ」の料理長として名をはせていた。2011年の閉店後、料理研究に力を注いでいたアドリアは、新たな展開の場として食材が豊富な南米ペルーに注目。ペルーのトップシェフであるガストン・アクリオとともにペルー沿岸部や山間部、アマゾン川流域などを旅して周り、ペルーならではのユニークな食材や、伝統料理からインスピレーションを得ていく。ペルー料理の奥深さと、二人のシェフの食を巡る旅と、料理学校の若者たちの姿を追った料理ドキュメンタリー。『Peru Sabe』の“Sabe”は“知っている”、“味がする”の二つの意味がある。

『ロクソロ』 

監督:クラウディア・リョサ/2011年/ペルー/19分

シングルマザーのマクティは、19歳の娘ミアが突然姿を消したことに心を痛めていた。マクティは、娘を探すため、ニューハーフの娼婦たちが立つ、リマの夜の街を歩き回る。2012年ベルリン国際映画祭テディ賞(短編部門)受賞作品。

≪ゲストプロフィール≫

・Vanessa Rocio Bracamonte Lesma 

バネッサ・ロシオ・ブラカモンテ・レスマ

ペルーの首都リマ出身。ペルー・カトリカ大学において情報工学の学士を取得後、国立大学法人総合研究大学院大学へ留学。研究内容は、国境を越えたインターネットショッピングにおける信頼性とリスク、消費者受容の文化的要因について。

Alberto Calero Lugo 

アルベルト・カレロ・ルゴ 

スペイン出身。ラテンビート映画祭プロデューサー。スペイン国営ラジオ・テレビ放送のプロデューサーを経て、東京芸術大学大学院デザイン科博士課程を修了。日本にスペイン・ラテンアメリカ映画の面白さを伝える第一人者。

 

11月22日(土)は上映会場に

東京農大カムカムマーケットがやってきます!

世田谷にある東京農業大学発ベンチャー企業・メルカード東京農大は、ペルーのアマゾン川流域の農民たちに、コカに代わる作物として「カムカム」という果物を普及させる支援プロジェクトを行い、商品開発や販売までを行っています。初日の上映会場にカムカム製品の出店と、上映後の交流会では、取組みについて代表の豊原秀和さんのお話も伺います。

 

◆◆Program2 11月23日(日) 料理教室◆◆ 

 

「ペルーの伝統料理×フュージョンフードの料理教室 

スペイン植民地時代から、自国の豊かな食材と他国の食文化を融合させて、伝統のクリオーヤ料理を育んできたペルー。 留学生から伝統的な家庭料理を、日本の出張料理人からはペルーの食にインスピレーションを得たフュージョン料理を習います。 

 

日時:11月23日(日) 10:00~15:00 

会場:ワークショップA(4F)

対象:20歳以上 

定員:抽選20名 

参加費:1500円

 

≪講師プロフィール≫

・Paola Sanoni 

パオラ・サノニ

リマ出身。筑波大学大学院生。オーストラリア・クイーンズランド大学名誉研究員。地方・農村部の公共医療サービスの向上のために、情報技術等を活用した遠隔医療に関する規制やアクセス政策の問題について研究している。

西野優

(ピリカタント / 妄想都市食堂) 

 旅する本屋の店主であり、妄想の食堂料理人。本づくりに関わった後、あちこち旅するなか『ピリカタント書店』を始める。店舗を持たず、イベント出店やケータリングなど、日々場所を変えて「おいしい たのしい うれしい」活動を展開。www.pirkatanto.com

 

▼申込み方法 ≪申込は締め切りました≫

往復ハガキかEメールで受付。

1.名前

2.年齢

3.住所

4.電話番号

を明記の上、11/11(火)必着までに下記のあて先へお送りください。

応募者多数の場合は抽選となります。

 

→往復ハガキの場合は

〒154-0004 世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー5階

生活工房「JAPONDER料理」係

 

→Eメールの場合は

メールの件名を「JAPONDER料理」として info@setagaya-ldc.net へ

※生活工房アドレスからの受信許可設定をお願いします

 

→生活工房の申込フォームからもお申込みいただけます。

 

主催:(公財)せたがや文化財団 生活工房

協力:SUNUS(サナス)ラテンビート映画祭実行委員会 、 (株)メルカード東京農大

後援:世田谷区