定員に達したため、申込は締め切りました。
国際的な嗅覚アートの展覧会を多く手掛ける岩﨑陽子さんに、匂いと日常空間の関係について美学・哲学の分野からお話しいただきます。また香道をはじめとした日本の香り文化や、高齢者のQOL向上に〈匂いの記憶×アート〉を活用した国際共同研究など、香りの歴史と嗅覚アートの最新事情についても伺います。
Natsukashii-Doftminnen展(2018年スウェーデン)松本泰章“The box of Eurydice”を体験する来場者
Photo by Yasuaki Matsumoto
日時:10月14日(月・祝)13:00~15:00
会場:ワークショップルームB
参加費:500円
定員:40名[申込先着]※ 定員に達したため、申込は締め切りました。
申込:8月25日(日)10:00より下の申込フォームまたは電話(03-5432-1543)にて
講師:岩﨑陽子(嵯峨美術短期大学准教授)
大阪大学大学院文学研究科博士課程修了(文学博士)。香りの美学研究者。 Perfume Art Project代表。M.メルロ=ポンティの身体論を皮切りに、近年は特に嗅覚、匂い、アートをテーマに国際的な香りのアートの展覧会の企画、日仏学生交流、国内外での講演など多岐にわたる活動を展開。 香道に関心をもつ。香りと記憶の結びつきにも注目し、高齢者にとって「なつかしい匂い」を使った快適空間をアート・デザインの力で生み出す共同研究をフランス、イギリス、スウェーデンの研究者と行っている。
http://olfactoryresearch.net
定員に達したため、申込は締め切りました。
初日は、持ち寄った本に集積された人の歴史・文化・日常の匂いの痕跡をその残香から読み取るワークを行い、人の嗅覚の仕組みや匂いの感覚差を語らいながら体験します。そして匂いの記憶を作品化することを目指して、個々の嗅覚スイッチを目覚めさせていきます。初日終了後、匂いが奏でる記憶を思い起こしながら、最も自分を表現する匂い・自分が表現したい匂い・影響を感じる匂いの〈物〉や〈こと〉を集めます。最終日は、それらの素材と匂いの記憶にまつわるストーリーを共に展示し、1日限りのインスタレーションとして演出します。
"Die Bibliothek der Gerüche"展(2017年ミュンヘン)併設ワークショップの参加者
Photo by Barbara Donaubauer
日時:10月22日(火・祝)「匂いに気づく」
11月4日(月・休)「匂いと記憶」
10:00~17:00(途中休憩あり)※2日完結
会場:ワークショップルームAB
参加費:2,000円[2日分]
定員:20 名[申込先着] ※定員に達したため、申込は締め切りました。
対象:高校生以上で両日参加できる方
申込:8月25日(日)10:00より下の申込フォームまたは電話(03-5432-1543)にて。
講師:井上尚子(美術作家)
photo by Nikolaus Steglich
女子美術大学大学院美術研究科版画専攻修了。2005年文化庁芸術家在外研修員として1年間NY在住。現在横浜在住。環境、文化、歴史を匂いから楽しむ「くんくんウォーク」を国内外で開催。2017年、Museum Villa Stuck in Munich にて「The Library of Smell」(collaboration with 嗅覚研究者:白須未香+サウンドアーティスト:柴山拓郎)展覧会+ワークショップ開催。WWFジャパンと全国の動物園と共同プログラムの開発・実施。2018年、The Art and Olfaction Awards 2018 finalist。2017年- 愛知県立芸大学非常勤講師。
http://kunkunwalk.jimdo.com(英語)
https://www.facebook.com/hisako.inoue.5
https://instagram.com/hisakoinoue
講師:白須未香(嗅覚研究者)
ⓒJST
東京大学大学院修了(生命科学博士)。2013年より、同大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻にて特任助教。
学生時代からさまざまな生物が放つ体臭に興味をもち、体臭成分分析や、嗅覚認識メカニズムをひもとく研究を行っている。
井上尚子氏とのコラボレーションにおいては、匂い分析や最新研究の解説を担当。2017年日本味と匂学会研究奨励賞。本活動では、JSP科研費(18K14651)、未来社会創造事業(JPMJMI17DC, JPMJMI19D1)の助成を受けている。