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老人性アメイジング! 寿ぐ老いとベートーヴェン

ゲストによるユーモア溢れる介護トークやベートーヴェンが晩年に作曲した弦楽四重奏曲の魅力を紐解きながら、「老い」がもたらす豊かで自由な人間像を探り、ネガティブに捉えられがちな「老い」の概念を積極的に更新するイベント。

会期:
2024年02月18日(日)   2024年02月25日(日)  
会場:
その他

超高齢化社会の現代。身体の衰えや記憶力の低下など「老い」を迎えることによって、それまでの自分が失われてしまうのではないかと不安に思う人もいるかもしれません。例えば、現代社会でネガティブに捉えられがちな認知症は、時間と空間の見当がつかなくなる方も多いといわれています。

 

一人一人の思いに寄り添う先進的なケアで全国的に注目を集める介護施設「宅老所よりあい」の村瀬孝生さんは、老いの世界を生きるお年寄りたちの真面目で滑稽な様子を、豊かなものとして積極的に捉え直す意味を込めて「老人性アメイジング」という言葉を提唱しました。それは幼少期には誰しも体験した「概念から解放された世界」を再び生きることでもあり、とくに芸術や音楽などの領域においては、日常的な概念や感覚から自由な表現が高く評価されてきました。

 

本企画の1回目では、「老いる」ことで見えてくる世界の別様の捉え方について、介護のユーモラスな実例を交えたゲストの講演や参加者同士の対話をとおして探求し、既存の「老い」の概念を更新することを目指します。

 

2回目は、作曲家ベートーヴェンが晩年に迎えた音楽の境地とはどんなものだったのか、クァルテット・エクセルシオによる弦楽四重奏曲の生演奏とゲストトークを交えながら作品の魅力に迫り、「老い」がもたらす豊かで自由な人間像を探ります。

※進行および内容は変更になる可能性があります

 

 

▼ゲストプロフィール

伊藤亜紗 Ito Asa *2月18日講師

美学者、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授、未来の人類研究センター長。主な著書に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社新書)、『どもる体』(医学書院)、『手の倫理』、『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』(共に講談社)、『きみの体は何者か―なぜ思い通りにならないのか?』(筑摩書房)、『体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉』(文藝春秋)他。共著に『「利他」とは何か』(集英社新書)、村瀬孝生氏との共著に『ぼけと利他』(ミシマ社)。『記憶する体』(春秋社)で第42回サントリー学芸賞受賞。

https://asaito.com

 

 

村瀬孝生 Murase Takao *2月18日、25日講師

「宅老所よりあい」「第2宅老所よりあい」「特別養護老人ホーム よりあいの森」の統括所長。1995年より高齢者が住み慣れた自宅や地域で暮らし続けるためのケアを実践する老人介護施設の草分け「宅老所よりあい」(福岡市)に関わる。時間割やノルマを設けず“お年寄りの思いに沿う介護”の実践は、NHKで密着番組が放送されるなど多くの注目を集めており、ユーモア溢れる語りで各地の講演会で会場を沸かせている。主な著書に「シンクロと自由」(医学書院)、『ぼけてもいいよ』(西日本新聞社)、『おばあちゃんが、ぼけた。』(新曜社)他。

http://yoriainomori.com

[よりあいの森 老いに沿う]人生の最期まで お年寄りの思いに“沿う”介護を|NHK 

 

 

クァルテット・エクセルシオ Quartet Excelsior

西野ゆか(Vn.1)北見春菜(Vn.2)吉田有紀子(Va)大友肇(Vc)

*2月25日演奏

1994年結成。年間60公演以上を行う日本では稀有な常設の弦楽四重奏団。実力・名声ともに日本の弦楽四重奏団の第一線で活躍し、室内楽シーンをリード。日本人団体として本邦初のベートーヴェン弦楽四重奏曲録音全集を完結させ、高い評価を得ている。2016年サントリーホールにてベートーヴェンの弦楽四重奏全16曲チクルスを日本団体として初演奏。第2回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第2位、第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位、第19回新日鉄音楽賞「フレッシュアーティスト賞」、第16回ホテルオークラ音楽賞など受賞歴多数。

http://www.quartet-excelsior.jp

 

 

山内泰 Yamauchi Yutaka *2月18日、25日進行

NPO法人ドネルモ 代表理事、(一社)大牟田未来共創センター理事、(株)ふくしごと取締役、東京大学先端科学技術研究センター社会包摂システム分野特任研究員。美学(芸術哲学)研究に従事した後、福岡市および認知症ケアで知られる大牟田市などを拠点に、超高齢社会の諸問題を生み出す近代的な価値観を捉えなおし、これからの人間観や社会観に適った地域社会を行政や企業と共創するまちづくりの仕事に携わる。主な雑誌掲載に「老人性アメイジング!それぞれのリアリティの可笑しみ」(「精神看護」23巻5号、医学書院)など。

https://donnerlemot.com

https://poniponi.or.jp



 

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関連イベント

2月18日(日) 寿ぐ老い

「こんな老人ホームなら入りたい!」と全国から注目を集めている「宅老所よりあい」の施設長:村瀬孝生さんによるユーモア溢れる老い小噺。障害を持つ方々や介護・介助に携わる人々の声から新しい身体論・ケア論を説く美学者:伊藤亜紗さんの講演など。ネガティブに捉えられがちな老いの概念を更新する1日。


▶11:30-13:00[小噺]「生きること」「死ぬこと」村瀬孝生

13:00-14:30 昼休憩

▶14:30-16:00[鼎談]村瀬孝生×伊藤亜紗×山内泰

▶16:00-17:00[講演]「老いと芸術」伊藤亜紗

17:00-17:30 休憩

▶17:30-18:30[鼎談]村瀬孝生×伊藤亜紗×山内泰

 

会場:東京大学 駒場Iキャンパス 21 KOMCEE West B1F レクチャーホール

東京都目黒区駒場3-8-1 京王井の頭線「駒場東大前駅」東大口すぐ

https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/about/visitors/maps-directions/campusmap.html

 

対象:10代以上

定員:先着120名

参加費:3,000円(自由席)※パスマーケットによる事前オンライン決済

申込方法:12月25日10:00より下の申込フォームにて

※後日WEB上で一部公開を前提に撮影が入ります


2月25日(日) 老人性アメイジングとベートーヴェン

ベートーヴェンが晩年に迎えた音楽の境地とは?国内外の第一線で活躍するクァルテット・エクセルシオの生演奏と、先進的なケアで大きな注目を集める「宅老所よりあい」施設長の村瀬孝生さんのトークを交えながら作品の魅力に迫り、「老い」がもたらす豊かで自由な人間像を探ります。


▶13:00-14:00[トーク]マッチョ・ベートーヴェン&時々近代人
山内泰×村瀬孝生×大友肇(クァルテット・エクセルシオ)

14:00-14:30[小噺]老人性アメイジング!

村瀬孝生

14:30-15:00 小休憩

15:00-16:00[演奏&トーク]アメイジング・ベートーヴェン

クァルテット・エクセルシオ×山内泰×村瀬孝生

16:00-17:30[コンサート]「ベートーヴェン後期作品」

クァルテット・エクセルシオ

 

《曲目》

♪ 大フーガop.133

♪ 弦楽四重奏曲第15番op.132より第3楽章

♪ 弦楽四重奏曲第16番op.135(全楽章)

♪ 弦楽四重奏曲第13番op.130より第5楽章

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会場:世田谷美術館 講堂

東京都世田谷区砧公園1-2

東急田園都市線「用賀」駅下車、北口から徒歩17分、または美術館行きバス「美術館」下車徒歩3分

https://www.setagayaartmuseum.or.jp/guide/access/

 

対象:10代以上

定員:先着120名

参加費:3,000円(自由席)※パスマーケットによる事前オンライン決済

申込方法:12月25日10:00より下の申込フォームにて

※後日WEB上で一部公開を前提に撮影が入ります


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[主催]公益財団法人せたがや文化財団 生活工房  

[協力」東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属共生のための国際哲学研究センター(UTCP)、

    公益財団法人せたがや文化財団 音楽事業部、世田谷美術館

[後援]世田谷区、世田谷区教育委員会

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