私たちに与えられた一生という時間。遊びや勉強。仕事や恋愛。結婚や子育て。友達や家族。病気や介護など、いつだって忙しく、悩みも尽きません。そして多くの人が「働くこと」に、一生涯のかなりの時間を費やします。きっと誰でも一度は、「なにをして生きていく?」「自分が働く場所は本当にここなのかな?」「なんのために働くのだろう?」と、悩み戸惑うときがあるのではないでしょうか。
働き方研究家の西村佳哲さんのファシリテートのもと、ゲストに個人の体験や思いを語ってもらい、「会社」や「働く」ことについて共に考えるシリーズ最終回。ゲストや参加者との対話から、自分の未来について、もっと柔軟で多様な可能性を見つけるきっかけになることを願っています。
開催日時:12月2日(土)、3日(日)13:00~18:30(途中休憩30分あり)
会場:ワークショップルームAB
対象:10代以上の方
参加費:各日[一般]2,000円[10代]500円
定員:各日70名(申込先着)
申込方法:10月1日(日)10:00より、下の申込フォーム(パスマーケット)にて申込先着(応募理由必須)
※後日WEB上での記録動画の一部公開を前提として撮影が入ります。ご了承の上お申し込みください。
出店:BOOK SHOP twililight (東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3F&屋上)
働くことや仕事をテーマにセレクトされた本や、ゲストがおすすめする本を当日会場で販売します。
▶アーカイヴ
▶2021年度「どう?就活 自分と仕事の出会い方」の概要や記録動画は、
こちらからご覧いただけます。
▶2022年開催「どう?就活 自分と仕事の出会い方 vol.2」の記録音声を下記にて視聴いただけます。
※12/3「働くってなに?」ゲストのさこうもみさんの記録音声を追加公開しました(2023.7.16)
[Spotify]で聴く
[YouTube]で聴く(細かいチャプター付き)
▶2022年開催「どう?就活 自分と仕事の出会い方 vol.2」
ゲスト推薦図書一覧を公開中
ファシリテーター西村佳哲さんのnote(外部サイト)からご覧いただけます。
▶2023年開催「どう?就活 自分と仕事の出会い方 vol.3」
ゲスト推薦図書一覧を公開中
ファシリテーター西村佳哲さんのnote(外部サイト)からご覧いただけます。
〇ファシリテーター〇
西村佳哲(にしむら よしあき)
Photo by Atsushi Ando
東京在住。リビングワールド代表。プランニング・ディレクター。『自分の仕事をつくる』(2003)著者。最終学歴は武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科。「みんながよく働いたその先で、社会が空虚になってしまうのはどういうこと?」という自問から、働き方関連の本を数冊書き、社会基盤に関心を広げて『ひとの居場所をつくる』(2013)を執筆。徳島県神山町に移り住み、町役場と創生戦略を進める一般社団法人 神山つなぐ公社を設立。理事の仕事を終えて、2022年から東京に暮らしを戻す。現在は企業や組織の運用サポートを行いながら、ワークショップの実施、次の執筆の準備をしている。
Twitter:@lwnish
●12月2日(土)働くってなに?
「働く」という言葉に、自由を感じる人と、不自由を感じる人がいるとして、あなたは今そのどちらに重心がありますか。「自由」は自分の思い通りにすることではないと思います。思い通りにはいかない人生を、“働く”ことで、どう自由に生きてゆこう。
〇ゲスト〇
川内有緒(かわうち ありお)
東京在住。ノンフィクション作家。日本大学芸術学部を卒業後渡米。ジョージタウン大学で中南米地域研究学修士号を取得し、国際協力分野で12年間働く。パリ滞在期に書かれた『パリでメシを食う。』(2010)を上梓した後、東京を拠点に評伝・旅行記・エッセイ等を執筆。 『バウルを探して』(2013)で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』(2018)で開高健ノンフィクション賞を受賞。最新刊は『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(2021)で、映像作家の三好大輔さんと映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』(2023)を共同監督・制作。みずから配給も行い、上映会で全国を飛び回っている。
Twitter:@ArioKawauchi
Instagram:@ario_kawauchi
鳥羽和久(とば かずひさ)
福岡在住。株式会社寺子屋ネット福岡 代表取締役、唐人町寺子屋 塾長、単位制高校 航空高校唐人町 校長。専門は日本文学(夏目漱石)と精神分析。大学院在学中に中学生40名を集めて学習塾を始め、現在小中高生150名余の指導にたずさわる。最初の著書は『旅をする理由』(2018)。以後『親子の手帖』(2018)、『おやときどきこども』(2020)、『君は君の人生の主役になれ』(2022)、『「推し」の文化論』(2023)などを執筆。親や教師など大人側の事情を鑑みながら、子ども側の視点を軸足に、彼らと世界の橋渡しに注力なさっている。塾の1階で、子どもたちが立ち寄れる書店「とらきつね」も経営。
Twitter:@tobatoppers
Instagram:@toba_terakoya
●12月3日(日)会社ってなに?
一人の生涯より短い会社もあれば、より長い時間を生きる会社もあります。「法人格」は法的な言葉ですが、会社にも性格や風格、その会社らしさといった「人格」を感じることがありませんか。その会社と、自分の人生を重ねて働くことの面白さを、一緒に考えてみたい。
〇ゲスト〇
北川史織(きたがわ しおり)
Photo by Teruaki Nagamine
東京在住。雑誌『暮しの手帖』編集長(第5世紀)。「暮しの手帖社」には、住まいづくりの雑誌の編集部を経て2010年に入社。副編集長を経て、2020年から現職を担う。『暮しの手帖』の記事や、別冊『暮しの手帖のクイックレシピ』等を担当。『暮しの手帖』の起点は、大橋鎭子さんと花森安治さんが戦後間もない日本を背景に創刊した『美しい暮しの手帖』。当初から広告を取らず、読者の購入を基盤に〝読者とともにつくり、歩む雑誌〟として制作・出版を重ねている。北川さんが編集長に就いた号の見出し「丁寧な暮らしではなくても」は、同誌を知る人々の話題を呼んだ。ご本人の好きな分野は、料理・住まい・人物ルポルタージュとのこと。
小川立夫(おがわ たつお)
大阪在住。パナソニック ホールディングス執行役員、グループ最高技術責任者(グループCTO)、 薬事担当。1989年に松下電器産業株式会社に入社。米国ジョージア工科大学への留学。技術戦略スタッフなどを経て、生産技術本部長やオートモーティブ社副社長 車載システムズ事業部長を歴任。2021年よりCTOとして、技術・知的財産・生産技術・品質・環境を担当。小説・エッセイ・人文書・ファンタジー・絵本・漫画など、広範囲におよぶ読書家。渋谷の実験区「100BANCH」や、R&D部門の働き方を見直す「EX革新室」等の動きも担当されている。