進学・サークル・恋愛・家族のこと、いろんなことが忙しい10代~20代。この時期だれでも必ず一度は直面する悩み、それは「自分の未来」について考えること。「何になりたいか分からない」「どんなふうに自分をいかしていけばいい?」「何のために働くんだろう?」など、将来について漠然とした不安や疑問を抱いたまま、いわゆる《就活》がはじまって戸惑っている人も多いかもしれません。
このイベントは、働き方研究家の西村佳哲さんやゲストとともに「働き方・生き方」「仕事との出会い方」について考えるセミナーです。いろんなゲストや参加者同士の対話から、それぞれの「自分の未来」について、もっと柔軟で多様な可能性を見つけるきっかけとなることを願っています。
開催日時:12月4日(土)13:00~18:30(途中30分休憩あり)
12月5日(日)13:00~18:30(途中30分休憩あり)
会場:ワークショップルームB(三軒茶屋・キャロットタワー4F)※会場が左記に変更となりました。
対象:10~20代の方 10代~40代の方
※30代以上の方からのお問合せを多数いただきましたので対象年齢を拡大することとしました。
参加費:各日1,000円
定員:各日30名(申込抽選)
申込方法:11月25日(木)までに下の申し込みフォームより(応募理由必須)
※後日YouTubeへの一部公開を前提として、撮影が入ります。ご了承の上お申し込みください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、必要な対策を講じて開催します。最新情報は、当ページをご確認ください。
〇ファシリテーター〇
西村佳哲(にしむら よしあき)
Photo by Atsushi Ando
1964年 東京生まれ。リビングワールド代表。働き方研究家。つくる・書く・教える、大きく3つの領域で働く。東京と徳島県神山町に居住。デザインプランニングやワークショップの仕事を重ねながら、近年は一般社団法人神山つなぐ公社の理事として「まちを将来世代につなぐプロジェクト」にたずさわる。著書に『自分の仕事をつくる』『自分をいかして生きる』(ちくま文庫)や、『一緒に冒険をする』(弘文堂)など。最終学歴は武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科。あやうく留年しかけた流れの先で、某大手ゼネコンに入社。30歳で独立し、現在に至る。
●12月4日(土)働くってなに?
「卒業して社会に出たら、嫌なことでも、我慢して働かないといけない」。もしそう感じている部分が少しでもあったら、それはあなたの周りにいる大人たちの問題。社会には他にもいろんな大人がいます。そもそも“働く”ってなんだっけ?
〇ゲスト〇
本城慎之介(ほんじょう しんのすけ)
1972年 北海道生まれ。学校法人軽井沢風越学園理事長。1997年に三木谷浩史さんと楽天株式会社を創業。取締役副社長を務めたのち、30歳で退任。「教育」をテーマに定め、横浜市立東山田中学校長、学校法人東京女学館理事、軽井沢町の野外保育・信州型自然保育等の現場を経て、2020年4月に軽井沢風越学園を開校した。5児の父。2007年から数年間、高校生を対象に5泊6日の『仕事の学校』を主宰。副題は「大学の先にあるコト。受験の前に学ぶこと」「仕事力の前に、仕事観」。就活を迎えてからでなく、高校生の頃から仕事観が育まれるには?という課題意識から開かれていた場で、同プログラムを通じて西村とも出会った。
牟田都子(むた さとこ)
1977年 東京生まれ。校正者。和光大学人文学部文学科(現・表現学部総合文化学科)卒。図書館司書の仕事と、店舗スタッフの仕事を経て、30歳から出版社で校正の仕事を開始。独立後は、ナナロク社、亜紀書房、晶文社等の文芸書を軸に、日々ご自宅を中心に働かれている。その様子は番組「7RULES」でも紹介されているが、自分のペースを大切にした働き方を、ご自身でつくり出されている様子が印象的だった。ご両親やパートナーも校正者。共著に『あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記』(亜紀書房)、『本を贈る』(三輪舎)。現在単著を執筆中とのこと。
●12月5日(日)会社ってなに?
会社では、大人が集まって働いています。社会に必要なものをつくって、お金を稼いでいます。でも中には「本当に必要かな?」と思うようなものもある。稼げれば、なにをしてもいいんでしょうか。そもそも“会社”ってなんのためにあるの?
〇ゲスト〇
東野華南子(あずの かなこ)
1986年 埼玉生まれ。中央大学文学部卒。大手カフェチェーンの店長、ゲストハウスでの女将を経て、2014年から東野唯史氏と空間デザインユニット「medicala」をスタート。旅先のポートランドで訪れた古材住宅資材販売ショップ「Re Building Center」に感銘を受け、許可を得て同名のお店を諏訪市にオープン(2016)。「REBUILD NEW CULTURE」を掲げる同社には、現在14名のスタッフを軸に多くの人がかかわっている。古材を循環させるリサイクルショップのあらたな業態開発と同時に、働く一人ひとりの人生に息を吹き込む仕事場として、無数の工夫や愛情が注がれているように見える。
団 遊(だん あそぶ)
1974年 京都生まれ。商業ライターとして活躍したのち、27歳で「世の中を編集する」アソブロック株式会社を設立。同社は業務実績だけでなく、「複業必須」「出社義務なし」「ギャラ自己申告制」などの就労制度でも注目を集めているが、応募も内定も二人一組。片方が採用基準を満たせばともに採用。片方が辞退したらともに辞退という「コンビ採用」を試みた年もあるとか。一般的な企業との違いは、「会社とはなにか?」という価値観の違いから生まれているはず。サイトの求人ページには、「個人が持つワークビジョンや、ライフビジョンの実現に向けて、何かしらの力になりたいと願うインフラです」とある。詳しく聞いてみましょう。