「会社」や「働く」ことに、どんなイメージがありますか。 会社[company]という言葉は、ラテン語に遡ると「一緒にパンを分け合う」という意味があるとか。
私たちに与えられた一生という時間。遊びや勉強。仕事や恋愛。結婚や子育て。友達や家族。病気や介護など、いつだって忙しく、悩みも尽きません。そして多くの人が「働くこと」に、人生のかなりの時間を費やします。きっと誰でも一度は、「なにをして生きていく?」「自分が働く場所は本当にここなのかな?」「なんのために働くのだろう?」と、悩み戸惑うときがあるのではないでしょうか。
このセミナーシリーズでは、働き方研究家の西村佳哲さんやゲストとともに、「働く」ことや「会社」について考えます。ゲストや参加者同士の対話から、自分の未来について、もっと柔軟で多様な可能性を見つけるきっかけになることを願っています。
開催日時:12月3日(土)13:00~18:30(途中30分休憩あり)
12月4日(日)13:00~18:30(途中30分休憩あり)
会場:セミナールームAB(三軒茶屋・キャロットタワー5F)
対象:10代以上の方
参加費:各日1,000円
定員:各日50名(申込抽選)
申込方法:11月25日(金)までに下の申し込みフォームより
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、必要な対策を講じて開催します。最新情報は、当ページをご確認ください。
▶アーカイヴ
▶2022年開催「どう?就活 自分と仕事の出会い方 vol.2」の記録音声を下記にて視聴いただけます。
※12/3「働くってなに?」ゲストのさこうもみさんの記録音声を追加公開しました(2023.7.16)
[Spotify]で聴く
[YouTube]で聴く(細かいチャプター付き)
▶2022年開催「どう?就活 自分と仕事の出会い方 vol.2」
2日目ゲスト:stillwaterさんの追加インタビュー(2022.12.23収録)の音声を公開中
ファシリテーター西村佳哲さんのnote(外部サイト)からご視聴いただけます。
▶2022年開催「どう?就活 自分と仕事の出会い方 vol.2」
ゲスト推薦図書一覧を公開中
ファシリテーター西村佳哲さんのnote(外部サイト)からご覧いただけます。
▶2021年度「どう?就活 自分と仕事の出会い方」の概要や記録動画は、
こちらからご覧いただけます。
〇ファシリテーター〇
西村佳哲(にしむら よしあき)
Photo by Atsushi Ando
1964年東京生まれ。リビングワールド代表。働き方研究家。つくる・書く・教える、大きく3つの領域で働く。2014年から徳島県神山町の地方創生「まちを将来世代につなぐプロジェクト」の戦略策定にかかわり、一般社団法人神山つなぐ公社理事として実施。一定の役割を終え、2022年から拠点を東京に戻す。著書に『自分の仕事をつくる』『自分をいかして生きる』(ちくま文庫)や『一緒に冒険をする』(弘文堂)など。最終学歴は武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科。あやうく留年しかけた流れの先で、某大手ゼネコンに入社。30歳で独立。現在に至る。
●12月3日(土)働くってなに?
仕事は、それを通じて居場所を得ることができて、関係が増え、能力や関心を広げたり、お金やその他の報酬も手にしうる大事なメディアです。可能性を広げる。でもそうなっていない仕事もある。私たちはなにを大事にして〝働く〟といいのかな?
〇ゲスト〇
今井紀明(いまい のりあき)
1985年札幌生まれ。神戸在住。認定NPO法人D×P(ディーピー)代表。立命館アジア太平洋大学卒。高校時代に、イラクの子どもたちのための医療支援NGOを設立。渡航中に現地武装勢力の人質として拘束され、帰国後「自己責任」の言葉のもと強いバッシングを受ける。対人恐怖症に陥ったが、友人らの支えを得て復帰。中退・不登校を経験した10代と出会い、大人から否定された彼らと自分の経験が重なってD×Pを設立(2012)。 登録者8700名を超えるLINE 相談「ユキサキチャット」を通じて、孤立しやすい10代の進路や就職、転職の相談、希望の仕事に就くための勉強手段など幅広い情報提供と、必要に応じ食糧支援や現金給付も行っている。
さこうもみ
1994年東京生まれ。国際基督教大学卒業後、アパレル企業を経て2017年より株式会社CAMPFIREにて、ソーシャルグッド特化型クラウドファンディングサービス「GoodMorning」の立ち上げに参画。2019年代表取締役社長に就任。「誰の痛みも無視されない社会へ」をビジョンに掲げ、約3000件の社会課題の解決を目指すクラウドファンディングを支援、立ち上げから4年間で年間総流通額10億円の事業へと成長。代表的な事例として、渋谷区・NPOなどによるコレクティブインパクト事業の「スタディクーポン」、日本初の裁判費用クラウドファンディング、全国子ども食堂の保険加入、緊急災害支援など。2022年より大手IT企業にてサステナビリティ推進に従事。新しいチャレンジの準備中。
●12月4日(日)会社ってなに?
経営者はなにげなく「自分の会社」と言います。会社は誰かのものなんでしょうか。事業は「一人ではできないことを力を合わせて実現する」社会的手段です。なら、それを行う会社はみんなのものなんでしょうか。〝会社〟って誰のためのものなの?
〇ゲスト〇
(左から順に)
吉倉理紗子(よしくら りさこ)、白石宏子(しらいし ひろこ)、
玉置純子(たまき じゅんこ)、青木佑子(あおき ゆうこ)
株式会社スティルウォーターは、以前IDEEに在籍していた白石・玉置・青木を中心に、2012年に創業。企業ブランディング、商品開発、セミナーやワークショップの企画・運営を、文化・食・アート・街・環境などの領域で重ねてきた。被災地福島県の須賀川市民交流センター「tette」、日本の技術と向き合うキッチンツール「Homeland」、日本財団との協働による体験型レシピメディア「海のレシピ」、信頼する食の生産者を招いたイベント「日々これ食卓」、オーガニックハーブブランド「The days」など。4年ごとに社長が交代し、収益も平等に分けるなど、会社らしくない会社運営を女性たちの感覚で試みている。
松山剛己(まつやま つよし)
1964年東京生まれ。松山油脂株式会社・株式会社マークスアンドウェブ代表取締役社長。慶應義塾大学卒業後、博報堂、三菱商事を経て、実家が営む松山油脂に入社(1994)。2000年の代表取締役社長就任と同時に、別会社としてマークスアンドウェブを設立。店舗の拡充と並行して「北麓草水」「GREENBOWL」などの新事業を展開。2020年には徳島に、原料に遡るモノづくりのために「山神果樹薬草園」もオープン。〝スタッフの成長とともに会社の成長がある〟と考える同社は、2017年から働き方プロジェクトに着手。「短く働く、長く働く」「働きやすさから働きがいへ」など、複数の具体的なワークデザインを試みている。
BOOK SHOP
twililight(トワイライライト)
働くことや仕事をテーマにセレクトされた本や、ゲストがおすすめする本などを、
12/3(土)、4(日)当日会場で出張販売します。