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坂 茂 ― 紙の建築と災害支援

世界的に活躍する建築家・坂茂の活動を紹介します。
近年頻発する自然災害のなかで人々の「住まい」がいかにあるべきか、坂茂の建築と活動を通して考える展覧会です。

写真:紙の大聖堂(クライストチャーチ)2013年
撮影:Stephen Goodenough

会期:
2015年11月28日(土)~2015年12月20日(日)
時間:
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
会場:
ワークショップA(4F) / ワークショップB(4F) / 生活工房ギャラリー(3F)

坂茂の建築の特徴は、「紙管」をはじめとする身近な材料の特性を見出し、
独自の構造や工法へと展開することにあります。
これまでに、《紙の家》(1995年)や《ハノーバー国際博覧会日本館》(2000年)など、
個人住宅から公共施設まで多岐にわたり手掛けてきました。

また、自身の知識と経験を活かした災害支援活動を続けており、
阪神淡路大震災では、紙管を使った《紙の教会》(1995年)や、
被災者のための仮設住宅《紙のログハウス》(1995年)をつくり、
東日本大震災では避難所の環境を改善する《避難所用簡易間仕切りシステム》(2011年)を設置しました。
ニュージーランド・クライストチャーチでは、大地震で大聖堂が崩壊してしまったことを受けて
《紙の大聖堂》(2013年)を設計するなど、世界各地で災害支援活動を行っています。

この展覧会では、近年頻発する自然災害のなかで人々の「住まい」がいかにあるべきか、
坂茂の建築と活動を通して考えていきます。

坂茂(ばんしげる)
建築家。1985年、世田谷に坂茂建築設計を設立。紙管やコンテナなどを利用した建築や災害支援活動で知られる。
2009年日本建築学会賞作品賞、2014年フランス芸術文化勲章(コマンドゥール)、同年にプリツカー賞を受賞。
坂茂建築設計:www.shigerubanarchitects.com

関連イベント

親子体験ワークショップ「避難所をつくろう!」

自分の手で紙管による避難所を組立てます。
非常時の備えに必要なものは何かをみんなで一緒に考えるワークショップです。

日時:12月12日(土)15:00〜16:30 
会場:生活工房セミナールーム(キャロットタワー5F)
進行:原野泰典(坂茂建築設計)
対象:小学3年生以上の親子2人1組
定員:抽選20組
参加費:500円


申込方法:12月2日(必着)までに、以下のいずれかの方法でお申込みください。
     申込み多数の場合は抽選となります。 ※申込みは締め切りました。

     1. 下段の申し込みフォームより
     2. 往復ハガキにて、氏名、年齢、住所、電話番号を明記の上、
        〒154-0004東京都世田谷区太子堂4-1-1 生活工房「避難所をつくろう参加希望」係まで


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主催:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
企画制作:株式会社 坂茂建築設計/ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク
協力:旭・デュポンフラッシュスパンプロダクツ株式会社

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