20世紀の終わりにいいたいことがある――この企画は、現状を生きる芸術家たちの、その思いから出発しました。
会場でインスタレーションとして常設展示される作品シリーズ『メモリアル・炭鉱』は戦後の炭鉱を表現してきた画家・富山妙子と写真家・本橋成一による新しい試みのコラボレーションです。
また、『きつね物語』は高橋悠治の音楽に導入された富山妙子の絵物語です。そこへ詩人の藤井貞和、若い世代の音楽家・一ノ瀬響と詩人・松井茂が加わって、20世紀の終わりに「いいたいことを表現しよう」というスペースとなりました。
○インスタレーション
絵と写真と音のコラボレーション「メモリアル・炭鉱」(絵=富山妙子、写真=本橋成一、音=一ノ瀬響)
シリーズ「きつね物語」(絵=富山妙子/2000年光州ビエンナーレ出品作品)
会期:2000年11月11日(土)~12月3日(日)11:00~19:00 ※11月13日(月)、27日(月)は休み
○イベント
スライドとトーク「筑豊・チェルノブイリ・『ナージャの村』」
日時:11月12日(日)15:00~
登壇:本橋成一(写真家・映画監督)
参加費:1,000円
スライド・パフォーマンスとトーク「きつね物語」「炭鉱・キューバ」
日時:11月19日(日)15:00~
登壇:富山妙子(美術家)
参加費:1,000円
「詩/うたの現在」
日時:11月23日(木祝)15:00~
出演:読む=藤井貞和、音楽=高橋悠治、三絃・唄=高田和子、筝・唄=西陽子
曲目など:高橋悠治作曲、藤井貞和詩「つぎねぷ」「青森蛙」
参加費:1,500円
詩と音楽のコラボレーション「←→」
日時:11月26日(日)15:00~
出演:一ノ瀬響、松井茂
参加費:1,500円
パネル・ディスカッション「20世紀の終わりにいいたいことがある」
日時:12月2日(土)15:00~
パネリスト:富山妙子、本橋成一、高橋悠治、一ノ瀬響、藤井貞和、松井茂
参加費:1,000円