少子高齢化時代にあるべき経済活動とは?
「小商い」という視点で考える。
平川克美さんの著書『小商いのすすめ』(ミシマ社)では、
「小商い」とは、“野生の知恵で時代を生き抜くという、生き方のフォルム(形式)”
そして、“「いま・ここ」にある自分に関して、責任を持つ生き方”と記されています。
様々な豊かさと引き換えに失われた野生。
それは、テクノロジーの進歩や経済システムの中に埋没していきました。
そして、政治も経済もグローバルに展開される今日において、
「いま・ここ」とは、“人間と人間の関係、人間と土地の関係が優先”される地域社会への回帰とも考えられます。
「小商い」は、拡大よりも継続を志向し、ヒューマンスケールという尺度で価値をはかり、
グローバルよりローカルに展開される経済や社会への取り組みです。
それは規模の問題ではなく、スタイルといえるかもしれません。
本講座では、「小商い」という視点から、人口減少社会におけるもうひとつの経済への道を探り、
地域社会の在り方を考えます。
◎講師
平川克美
1950年生まれ。1975年早稲田大学理工学部卒業。
株式会社リナックスカフェ代表取締役、立教大学特任教授。
著書に『ビジネスに「戦略」なんていらない』(洋泉社新書)、『株式会社という病』(文春文庫)、
『経済成長という病』(講談社現代新書)、『移行期的混乱――経済成長神話の終わり』(筑摩書房)、
『小商いのすすめ』(ミシマ社)、『俺に似たひと』(医学書院)などがある。
◎参加費
1,000円/80名(先着)
◎申込
以下の申込フォームよりお申込み下さい。