世田谷区内には、500を越えるNPO法人のほか、数多くの市民活動団体が活動し、地域社会のつながりや専門性を活かして社会課題の解決に取り組んでいます。本講座は、こうしたNPO・市民活動団体の安定的・自立的な運営に必要な基礎知識を学ぶため、様々な講師を招いて開催しています。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年4月に緊急事態宣言が出されました。多くの市民活動はいわゆる「三密」状態で行われていました。感染拡大を防ぐため、これまでと異なる活動方法を余儀なくされ、5月末の宣言解除後も活動を再開できない団体も少なくありません。
そうした中、2021年1月に2度目の緊急事態宣言が出され、活動へのモチベーションの低下、世代交代の困難さなど、中長期的に活動の継続が危ぶまれる事態も予想されます。
そこで、今回は新しいコミュニティのあり方を研究・実践している呉哲煥さんを進行役に迎え、コロナ禍での取り組みやオンラインの活用方法に焦点をあて、事例紹介や意見交換を行うことを通じて、新しい市民活動団体同士のつながりやコミュニティづくりについて考えます。
プログラム ※内容は変更する場合があります。
第1回 2021年3月6日(土)14:00~16:30
コロナ禍での課題や取組を振り返ってみよう
(1) 基調講演 「コロナを踏まえたこれからのコミュニティ活動」
講師:呉哲煥/NPO法人CRファクトリー代表理事
(2) 現場からの取り組み報告
子育て・教育分野:松田妙子/NPO法人せたがや子育てネット代表理事
福祉・障害者分野:鈴木佑輔/(社福)世田谷ボランティア協会
(3) トークセッション
(4) 会場とのディスカッション・質疑応答
第2回 2021年3月14日(日)14:00~16:30
これからの市民活動団体同士のつながりを考えてみよう
(1) 話題提供 「コロナを踏まえた市民活動におけるオンラインの活用」
オンラインゲスト:西川 正/NPO法人ハンズオン埼玉 常任理事
(2) ワークショップ「これからの市民活動のつながりを考える」
進行役プロフィール
呉哲煥(ご・てつあき)
NPO法人CRファクトリー代表理事。「すべての人が居場所と仲間を持って心豊かに生きる社会」の実現を使命に、NPO・市民活動・サークル向けのマネジメント支援サービスを多数提供。セミナー・イベントの参加者は8,000名を超え、毎年多くの団体の個別運営相談にのっている。コミュニティ塾主宰。コミュニティキャピタル研究会共同代表。血縁・地縁・社縁などコミュニティとつながりが希薄化した現代日本社会に対して、新しいコミュニティのあり方を研究し、挑戦を続けている。
会場:生活工房ワークショップルームA
参加費:各回1,000円(1団体から複数名参加の場合、2人目から半額)
定員:各回30名(申込先着)
対象:主に世田谷区内で活動するNPO法人、市民活動団体のスタッフや役員、その他関心がある方
申込:2回連続での参加がオススメ! 1月25日(月)10:00より受付開始
電話(03-5432-1543、10:00~20:00)または下記申込フォームからお申し込みください。
お問い合わせ:公益財団法人せたがや文化財団生活工房
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー
メール:info@setagaya-ldc.net
電話:03-5432-1543