生活工房では、区民の方からご提供いただいた84巻の8ミリフィルムをウェブサイト「世田谷クロニクル」で公開しています。2015年から実施しているこのアーカイブ事業(穴アーカイブ)は、今年で10周年を迎えました。今夏にはウェブサイトのリニューアルも予定しています。
節目となる今回は、そのウェブサイトのお披露目とともに、小説家・滝口悠生さんが選んだ8ミリフィルムを一緒に鑑賞しながら昭和の世田谷の暮らしを辿ります。それはまた誰かのフィルムをとおして、記録に残ったもの、残らなかったものについて考えることにもなるでしょう。
昭和100年の節目でもある本年、当時の人々が記録したホームムービーには、何が映っているでしょうか。
日時:2025年9月27日(土)14:00~16:00
会場:ワークショップルームB
ゲスト:滝口悠生(小説家)
進行:松本篤(remo / AHA!世話人)
定員:50名(事前申込制)
参加費:500円(当日現金のみ)
申込:2025年7月25日(金)10:00から表示される申込フォームよりお申し込みください
滝口悠生
1982年、東京都八丈島生まれ、埼玉県育ち。2011年「楽器」で新潮新人賞を受賞デビュー。16年「死んでいない者」で芥川賞、22年『水平線』で織田作之助賞など多数受賞。近著に『たのしい保育園』など。
松本篤
1981年兵庫県生まれ。NPO法人 記録と表現とメディアのための組織(remo)メンバー。2005年よりAHA![Archive for Human Activites/人類の営みのためのアーカイブ]を始動。「市井の人びとの記録」に着目したアーカイブづくりを行う。